節約の裏技

【電気代1位】冷蔵庫を見直すだけで年間5000円は節約できる!

投稿日:

冷蔵庫の消費電力量の比較

冷蔵庫の消費電力量の比較

家庭のエネルギー消費量は年々増加しています。経済産業省資源エネルギー庁の調査によると、石油ショック前の1973年に比べて2011年は2.1倍増えており、世帯当たりの電気使用量は4,618kWh/年(2009年度)となっています。そして家電には電子レンジやテレビ、エアコンなど様々なものがありますが、これらの中で一番電気代が掛かる家電は「冷蔵庫」です。

つまり冷蔵庫の選び方、使い方を意識する・しないで、電気代は大きく変わってきます。

ここでは知らないことで損をしないために、「冷蔵庫の電気代」についてまとめてみようと思います。

家電の電気代ランキングは?

それではまず、家庭内にある家電の電気代ランキングをみてたいのですが、その前に電力単価について少し書きます。電気代の単価は電力会社、アンペア数などの契約内容や月の使用量によって変わります。ですので、この記事の中で電力使用量を電気代に換算する時には、一般財団法人省エネセンターの資料を基に、1kWh=22円で計算します。ご了承ください。

 

さて電気代ランキングですが、前述したとおり家電の中で一番電気代が掛かるのは「冷蔵庫」です。

第1位冷蔵庫の電力使用量は全体の14.2%を占め、年間656kWh(=4,618kWh/年×14.2%)となっています。これは電気代に換算すると、約14,400円/年となります。

第2位照明器具で13.4%(電力使用量:619kWh/年・電気代:約13,600円/年)

第3位テレビで8.9%(電力使用量:411kWh/年・電気代:約9,000円/年)

第4位エアコンで7.4%(電力使用量:342kWh/年・電気代:約7,500円/年)となっています。

冷蔵庫に掛かる電力量が、照明器具やテレビ、エアコンなどよりも多い理由には、「24時間動いていること」、「より電力を多く使う『冷却する』という動きをしていること」などが挙げられます。

冷蔵庫は最新で大容量のものが一番お得?

そして同じ冷蔵庫でも、最新のものと10年前のものでは電気代が格段に違います。まずメーカー別にみた場合、例えば白物家電で現在日本においてトップシェアといわれるPanasonicの冷蔵庫で比較をしてみます。

2016年発売のNR-F472V(定格内容積:470L)は消費電力が325kWh/年であるのに対し、2006年発売のNR-E471T(定格内容積465L)は570kWh/年と、年間で245kWh(=570kWh/年-325kWh/年)違っています。これは2006年を基準にすると43%も削減(=1-(325kWh/年÷570kWh/年))されており、金額にして年間約5,400円近く違う(=(570kWh/年-325kWh/年)×22円/kWh)ことになります。

また、三菱電機の冷蔵庫でみてみると、2016年発売のMR-JX47LA(定格内容積:470L)は消費電力が260kWh/年であるのに対し、2006年発売のMR-G42R(定格内容積:415L)は消費電力が590kWh/年と、年間で330kWh(=590kWh/年-260kWh/年)違い、削減率は56%(=1-(260kWh/年÷590kWh/年))、電気代でいうと年間約7,200円違う(=(590kWh/年-260kWh/年)×22円/kWh)ことになります。他の機能の充実も考えると、冷蔵庫は早めに交換する方がお得です。

また、冷蔵庫はその容量で電気代が大きく違うことをご存知ですか?

一般的に考えると「容量は大きくなればなるほど電気代が掛かる」と考えがちですが、実は逆です。

冷蔵庫は容量が大きくなればなるほど電気代が安くなる傾向があるのです。経済産業省資源エネルギー庁公表の「省エネ性能カタログ2015夏版」によると、200-250Lの冷蔵庫は364kWh/年の電力を使用するのに対して、300-350Lは355kWh/年、400-450Lは258kWh/年、500L以上の冷蔵庫は年間247kWhの使用量に留まります。

なぜ容量の大きい方の電気代が安いのか?

その要素は主に三つあり、まず一つ目は「高価なセンサーや人工知能などが付いているかどうか」です。これがあると庫内が最適温度になるよう自動で調節されるため、冷やし過ぎなどのムダな冷却運転を防ぐことができるのです。そして二つ目は「断熱性の違い」です。より高価な断熱性の高い素材が使われているかが、冷却設備の運転頻度を左右し、結果電力使用量に影響します。最後に三つ目が「庫内での冷気が回るスペースの違い」です。庫内のスペースに余裕があり、冷気がスムーズに循環する環境であればムダな電気が使われません。これら三つの要素を兼ね備えている大型冷蔵庫は、電気代が安いのです。買い替える際には頭に入れておくとよいでしょう。

冷蔵庫の電気代を抑える使い方は?

例え買い替える余裕がない場合でも、冷蔵庫は使い方によって電気代を抑えることができます。一般財団法人省エネルギーセンター公表の「家庭の省エネ大辞典」によると、冷蔵庫は次のことに気を付けると電気代が安くなります。

設定温度を調節する

冷蔵庫の設定温度は低ければ低いほど良い、というものではありません。食品の保存には「最適温度」というものがあり、冷蔵室の温度は1~5℃、野菜室の温度は3~7℃が一般的です。例えば冷蔵庫の周辺温度が22℃の時、設定温度を「強」から「中」に変更すると、年間で61.72kWhの節約になり、これは電気代に換算すると、約1,360円/年です。

 

また、食品の冷やし過ぎは電気代を上げるだけではなく、食品の味を落としたり傷みを早めてもしまいます。「冷やした方が長持ちする」という間違った考えは捨て、最適温度を意識して設定温度を調節しましょう。

冷蔵庫への食品の詰め込み過ぎをなくする

冷蔵庫内への食品の詰め込み過ぎも電気代を上げてしまいます。それは庫内の冷気の循環が妨げられること、食品の取り出し時間が長くなってしまうこと、冷やす必要のない食品まで入れていた場合にはそれを冷やすために余計な冷却運転をする必要がある、などの理由からです。

冷蔵庫に食品を詰め込んだ場合から半分にした場合、年間で43.84kWhの削減になり、これは電気代にすると約960円/年です。冷蔵庫に詰め込む目安は「多くても全体の7割」を目標にし、こまめに食品を整理する、余分な食品を買わないなどに注意して、食品を詰め込み過ぎないようにしましょう。ただし冷凍庫は逆で、詰め込んだ方が電気代を節約できることに注意してください。

冷蔵庫の設置場所を見直す

例えば冷蔵庫の設置場所を、上と両側が壁に接している所から片側のみ接する所に直した場合、年間で45.08kWh、電気代で990円/年の削減になります。これは冷蔵庫が放熱するためのスペースを確保する必要があるからで、その目安は「側面2cm以上、背面10cm以上、上部10cm以上」です。ただしメーカーによって求めるスペースが違い、冷蔵庫によっては背面にスペースをとる必要のないものもありますので、詳しくは説明書を確認してください。また、冷蔵庫は直射日光が当たらない場所、ガスコンロなどの熱を発するものから離すなど、周辺温度が比較的低い所に置くと電気代を低く抑えることができる、ということも覚えておく必要があります。

開閉を少なくする

冷蔵庫の開け閉めは、その都度庫内の冷気を逃がしてしまい冷やし直す必要があるので、回数が多くなると当然電気代も上がります。例としてJIS開閉試験に基づく開閉回数(冷蔵庫は12分毎に25回、冷凍庫は40分毎に8回で、開閉時間はいづれも10秒)と、その2倍開閉した場合の比較では、年間で10.40kWhの差が出てしまします。

 

これは電気代に換算すると230円/年の違いになります。特に夏場にはたった10秒開けておいただけでも庫内の温度が3~5℃上昇してしまいます。庫内を整理して食品の取り出しをスムーズにできるようにするとともに、冷蔵庫を開けてから何を取り出すか悩むのではなく、取り出すものを決めてから開けるように心がけるとよいでしょう。

電気代の節約の鍵は冷蔵庫にあり!

冷蔵庫は家電の中で一番電気代が掛かるため、電気代の節約を目指すのであれば真っ先に気を付けなければいけないものになります。理想は最新の容量の大きい冷蔵庫に買い替えることで、メーカーや製品にもよりますが10年前のものを使っていたと仮定した場合、年間で5~7,000円程度節約することができます。

また、もし買い替えることができない場合でも先に挙げた使い方に気を付けるだけで掛かる電気代は抑えることができ、4つ全て行うと年間で約3,500円節約することができます。

5年、10年、20年と続くと見逃がすことのできない大きな金額となっていきますので、これを機会に一度冷蔵庫の電気代について考えてみることをお勧めします。

 

-節約の裏技
-, ,

Copyright© 特派員エコロイドニュース , 2017 AllRights Reserved.